ありったけの力を込め、声高く、空中に浮かび上がる詩人の伝言を読み始める。 すると不意に、ぼくは口を噤む。もはや何も聞かず、何も見ない。 この沈黙はある恐ろしいことをうちに秘めている。 (テキスト・溝上幾久子)
太古を、あるいは億光年の未来を、わたしのあずかり知らぬところでわたしの瞳は凝視している。けれども網膜には虚ろな暗闇が映し出されるばかりだ。 なぜならここでは、光のすべてが音なのだから。 (テキスト・溝上幾久子)
わたしのうちにあるものすべては前兆であって、それ以外のなにものでもない。 わたしのうちにあるものすべては不在であって、それ以外のなにものでもない。 (テキスト・溝上幾久子)
本を幾度も繰り返して読む日々。陽が落ちて、ヒカリムシが輝きだすとき、言葉は歩き疲れたときの重たい靴の靴ひものようにぼくを締め付けてくる。 (テキスト・溝上幾久子)
マル、サンカク、シカク
マムウ チ フィフィ ザザ チ マウチ マムウ ノラ リラ ヨオン ノラ リラ シャンシャラ クアーラ クウ オプー クアーラ クウ ツツウ (テキスト・溝上幾久子)
遠方より客来る。 あまたの耳を持ち、ワレの笛の音しばし聞き入り無限の彼方へ、それを持ち去る。 (テキスト・溝上幾久子)
digital painting 2012
digital painting 2012
digital painting 2012
"dance-01" digital painting 2010
"dance-02" digital painting 2010
「パントス」 35cm x 25cm/drawing 2001
「ラシエル」 52cm x 35cm/drawing 2001
「ソセジ」 52cm x 35cm/drawing 2001
「ヤン」 52cm x 35cm/drawing 2001